自動運転とトロッコ問題。いつになったら完全自動化するねんな~
お久しぶりです、とぅってぃです。
本当に。お久しぶりです。ごめんなさい。
これはPCが壊れたせいなので僕のせいではありません。でも最近合宿とか旅行とか本当に充実しててえぇなんでもないですいってみましょう!!
今日のお話は、自動運転についてございます。
皆さんまぁ聞いたことあるでしょう。最近本当によく聞きます。昨今の自動車産業は、100年に一度と言われるほどの革命機を迎えています。今や自動運転をめぐる争いは自動車メーカーの中で終わる話ではなく、数々のIT企業やソフト・ハードウェア企業も大いに絡んできています。一番最初に自動運転を完成させるのはトヨタやホンダではなく、AmazonとかGoogleなんじゃないかとも思ったりしています。
今日はそんな自動運転について書いていきます。実際のところ「自動」ってどこまで自動なのか?いつになったらドライバーゼロ渋滞ゼロの夢の交通が完成するのか?ぜひ読んでいってください。
自動運転による恩恵&課題とは?
国土交通省が発表している資料によると、自動運転技術の実用化により受けられる恩恵は大まかに3つ。安全性の向上、運送効率の向上、新たな交通サービスの創出です。
まずは安全性の向上について。現在交通事故の96%は運転者に起因しており(当たり前だろって感じだけど)、運転者の高齢化なども問題となっております。運転が自動化することによってこれらの危険性がなくなりますねぇ!
次に運送効率の向上。みなさん渋滞は何故起こるか知ってますか?それは、不適切な車間距離や加減速によって、後続車もどんどんつられて速度を落としてしまい、それが積もり積もって長い列になってしまうからです。だからこそ、適切な車間距離を自動で保ち、上り坂などに入っても変な減速にならないよう管理されれば、渋滞もなくなるというわけです。トラックの隊列走行ってのが例に挙げられています。
最後に新たな交通サービスの創出。これは、わざわざマンパワーを介さなくても運転が出来ることによって、より便利に移動できるようになるってことです。地方部を中心に移動手段が減少している問題に対し、ヒトがいなくても送ってくれるバスなんかが走行してたらめっちゃくちゃ助かりますよねぇ
ではこれらの課題とは?大きく2つ。1つ目に自動運転車が満たすべき技術基準や事故時の賠償のルールが定まっていないこと。つまり、法整備が必要。2つ目に、自動運転車の安全性・信頼性などについて社会的にまだ十分認知されていないこと。つまりシステムの実証が必要ということです。
あとは僕が勝手に付け足しますけどまだそもそもの技術も足りません。センサーやらAIやらがもっともっと進化しないと完全自動化には程遠いです。
自動運転には「レベル」が存在する
SAEというアメリカの非営利団体が策定したレベル0からレベル5までの6つのレベルがあります。夢にまで見た完全自動化わーいわーいはレベル5になりますが、現時点で市場に出回っているのはなんと!!!レベル2でございます。おせぇよ!!
1つずつ簡単に説明しましょう!
- レベル0・・・すべての操作をドライバーが行う。近くの障害物を検知してくれたり、車線のはみ出しを知らせてくれたり、後ろをモニターで見れたり、そういうのはまだまだレベル0なのです。なぜなら運転操作にシステムが関与してくることはないからです。
- レベル1・・・ステアリング操作かスピード調整のいずれかをシステムがサポートする。車線の逸脱を検知すると自動でハンドルを戻してくれたり、先行車との距離を一定に保つために自動で加減速を調整してくれたり。こういうのは最近CMでよく見るんじゃないでしょうか。注意してほしいのはどっちかってこと!連携はしてません。。
- レベル2・・・ステアリング操作と加減速の両方が連携して運転をサポートする。今更ながら一応解説するとステアリングとは、舵取りのこと。まぁつまりハンドル操作って理解してもらって結構です。んで、この両方が連携することで何ができるようになるかというと、例えば高速道路上での渋滞などで勝手について行ってくれます。もしレベル1の状態で運転されると、前の車に馬鹿正直について行ってしまうので、車線お構いなしに動いてしまうんです。左折する先行車に斜めに突っ込みに行く的な。これだけでもとってもありがたい事は日々運転する人には分かると思います。渋滞のときほんと運転したくない。このレベル2が現時点で公道最高水準の運転支援技術となっております。技術は出来ててもまだ法律が追いついてない!って感じがあるんですね~
- レベル3・・・早くもこっからは少し未来のお話。特定の場所ですべての操作が自動化、緊急時はドライバーが操作。これまでは「運転支援」の技術でしたがこっからは「自動運転」の技術になります!パチパチパチ 高速道路など特定の場所においてクルマが交通状況を認知、運転に関する全ての操作を行ってくれます。ただし、緊急時はドライバーが対応しなきゃいけないので、運転席にはいなきゃいけません。このレベルから、運転はヒトがするものからシステムがするものへと変わっていきます。つまり、責任の所在を改めて整備し直さなければなりません。そういった意味で、法律などインフラ整備がまだ出来てないんですね
- レベル4・・・特定の場所ですべての操作が完全に自動化される。レベル3との違いは特定の場所ならば緊急時でも自動運転システムが対応してくれるってところです。
- レベル5・・・きたきた未来!あらゆる状況においても操作が自動化。ハンドルもアクセルも不要。やっべーかっけーーー!!!!!!!!!!!!完全自動化でございます。ここまでくると車内のデザインの自由度も格段に上がり、今までのクルマの形とは全く違ったパーソナルモビリティへと進化します。もはや家。
かるーくまとめますと、現時点で乗れるのはレベル2まで。レベル1&レベル2は「自動運転」ではなく「運転支援システム」。技術だけじゃなく、法律などのインフラ整備も必要。って感じになっております!
オリンピックでは実現するんですかぁ?!
就活中、某メーカーさんが仰っていました。
「2020オリンピックでは都内に自動運転のバスが走ります」
ぼかぁ目キラッキラ輝かせちまったね!!!!
日本政府は東京五輪、2020年を目処に、高速道路でレベル3、限定エリア内でのレベル4の実用化を目標に掲げ、法整備を積極的に進めています。
実際に2019年3月、ちょっとだけ法律変わりました。自動運転のレベル3を念頭に、スマホなどの操作が可能になりました。んでもbe in troubleのときは運転しなきゃいけないから、その警告音とか無視して寝てたらだめだよ。結局どこまで運転に集中しなきゃいけないのかわかんないし、ドライバーとシステムの責任の線引が難しくてうーん。
そのため、あるメーカーでは自動運転システムについてはレベル2とレベル4の二路線で進めるのが現実的なんじゃないかっていう主張もあるらしいです。僕はこれ大賛成。緊急時って何やねんってなるし、また責任問題でゴタゴタなりますよぉ。
トロッコ問題
聞いたことありますか?自動運転の現実化が見えてきた今、これがすっごく重要になっているらしいです。
なんとなく聞いたことある人もいるかと。倫理的な問題です。
「線路上を走るトロッコが制御不能になり、そのまま進むと5人の作業員が確実に死ぬ、5人を救うためにポイント(分岐点)を切り替えると1人の作業員が確実に死ぬという状況下で、線路の分岐点に立つ人物(自分)はどう行動すべきか」
何もしないで5人を殺すか、自分の手で1人を殺すか。。。
こんな問題が自動運転に委ねられちゃうんですよ!!!答えが無すぎる~皆さんの答えはどうでしょう。あ、第3の回答はなしです。脱線させてみんな助けるとかね。それが出来たら苦労しないわハゲということで。
コネクテッドカー
ちょっとだけ自動運転車とは離れますが、IoTの高まりによって注目度が増してきているのがこのコネクテッドカー。ICT端末としての機能を有する自動車のことで、車両の状態や周囲の道路状況等の様々なデータをセンターによって取得し、それをネットワークを介して集積・分析することで色々やろうぜってやつです。これ、レベル5には必須ですよね。
一応、カーナビやETCも通信機器の1つです。が、近年のブームに乗ることで、例えば緊急時に自動で通報してくれるシステムや、保険適用時の判断材料になったり、盗難車両を追跡できたりします。
車同士が繋がること。これは車間距離の確保や、事故防止に必要不可欠の技術だと思いますので、自動運転車と一緒に覚えておきましょう!!
まとめ
色々問題はありますが、期待しましょう。
私から予言をひとつ!!!
「2020年東京オリンピック、東京の会場付近一部エリアではレベル3くらいの会場巡回送迎バスが走っていることでしょう!!」たぶんね。だってそう書いてあった気がする。
あでぃおす!!!
今日のアイデア
①車のフロントガラスに色々表示されたらいいのに。いちいち目落としてカーナビとか速度確認するから怖い
②運転支援をもっと先へ。クルマの前面ガラスをディスプレイにする。速度やカーナビを見ることで結構クルマがぶれてたりするし、もしXRとかで見通しの悪い交差点を走ってる車を可視化出来たら事故減るんじゃないか?
③フロントガラスをディスプレイにするのはおそらく可能。そこに速度計やカーナビを投影することも多分出来ると思う。装置的な問題はわかりません。あとはXRだけど、これは難しそう。なにより見えない位置の車の姿を壁越しに見えるようにするってどうやるかなー、それこそ車同士で繋がるIoT技術、コネクティッドカーで出来そうだけども。